お墓ができるまで

1.打ち合わせ

まずは、どこの墓地にどのようなお墓を建てたいかをご相談ください。なにも決まっていなければ、墓地の選定からお手伝いさせていただきます。
庵治石に限らず、安価な外国産石材での製作も可能です。建てたいお墓が決まれば、お見積を作成いたします。また、加工を見学されたい方は工場へお越しいただき、実際の製作風景をご覧ください。

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2.採掘 写真

 

世界屈指の銘石として知られる庵治石は、香川県高松市の北東部に位置する牟礼町と庵治町の境界近くに集合した「丁場」と呼ばれる採掘場から産出されます。
その特徴は、石英、長石、黒雲母、角閃石といった一つひとつの成分が小さく、綿密なことで、風化や変質に強く、水分を通しにくく、磨けば磨くほど光沢が出るなど、最高級石材としての資質を完備しています。
丁場から火薬や重機を使って切り出す際には割目(岩石の層)やキズ(岩石の内の裂け目)を見極めてから、なるべく大きなかたまりで採掘できるように、職人の技と経験で、火薬を仕掛ける場所や量が決められます。
 
3.小割り

 

原石を製品に近い形や大きさに割っていきます。石に水をかけながらキズを見極め、削岩機であけた穴にクサビを打ち込み、ハンマーで叩き割ります。ここでもキズの有無を入念に見極めながら、慎重に作業を進めていきますが、それでも加工の工程でキズが発見されることが多々あります。

 
4.切断
 

小割りした石を、製品の形に切断していきます。大・中・小のダイヤモンドカッターを使い分けて、丁場では見分けられなかった細かいキズや色目ムラ、ナデ(模様ムラ)などを確認しながら、慎重に作業を進めていきます。

 
5.オフカット
 

切断した原石をさらに細かく切断したり、手加工がしやすいように部分的にカッターで切り込みを入れていきます。やり直しのきかない作業ですので、切り込みが深くなりすぎないよう慎重に作業を進めます。

 
6.機械磨き
 

研磨機を使い、7種類の磁石で研磨していきます。光輝く鏡面ような艶を出すために、時間をかけて入念に研磨することで、庵治石ならではの美しい風合いと、風化に強く、耐久性のある墓石が生まれます。石の表面から「斑(ふ)」と呼ばれる幻想的なかすり模様を魅せるなど、磨くほどに艶が出てくるのも庵治石ならではの特徴です。

 
7.彫刻・役物の加工
 

彫刻・役物と呼ばれる曲面などの特殊加工は職人が手作業で仕上げます。石に鉛筆で下書きし、差し金で上下左右の対称を測りながら、慎重に作業を進めていきます。水晶と同等の硬度に分類される庵治石は、その圧倒的な強固さと綿密さから「職人泣かせの石」といわれていますが、それゆえに細かな加工を施すことができます。

 
8.手磨き

役物のような手加工された細かい部分や曲面などを、ポリッシャーと呼ばれる道具を使用し、分け水を流しながら研磨していきます。
機械磨きと同等の均一な光沢や艶を出すために、磨きムラが無いよう注意を払いながら仕上げていきます。

 
9.字掘り

 

墓石に文字や家紋を彫ります。石の表面に薄いゴムシートを貼り、文字部分を切り取ってから、高圧で鉄粒を吹き付けるサンドブラストと呼ばれる機械を使い、彫り入れしていきます。鉄粒が出てくる先端部分を手で持ち、上下左右に動かしながら彫っていきます。美しく仕上げるためには、繊細な作業が求められますので、字掘りも職人により大きく違いがでてきます。彫られた文字や細工が200年崩れないといわれるのは、庵治石の特性と、この地に受け継がれた確かな技の証です。

 
10.検品

完成した庵治石墓石は破損が無いか十分に検品を行います。問題が無ければ製品が破損しないように、角や細かな加工部分に気をつけながらしっかりと縄を巻いて荷造りし、建立まで大切に保管しておきます。

    11.据え付け

墓地や霊園の土壌にあった基礎工事を行い、墓石を据え付けします。工事は厳重な品質管理で時間をかけ作業を進めます。墓石に使われる石材は非常に重量があり、しっかりとした基礎でないとお墓が傾いてしまいます。見た目には分からない基礎部分ですが、特に時間をかけ丁寧に施工します。当社の建立工事ではすべてのお墓に石材用耐震ボンドとステンレス金具を併用して使用し、地震に強いお墓づくりをしています。

    12.完成

 

完成した製品は十分に検査し、問題が無ければ引き渡しとなります。ご遠慮なく不明な点や率直なご意見をお聞かせください。